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【ゲストコラム – Yukariさん】Rip Hamiltonが引退を表明

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Rip Hamiltonが引退を表明


今回、初のゲストコラムを飾ってくださるのは日本で一番人気のNBAポッドキャスト、Mark Tonight!でもおなじみのYukariさん(@Yucarrie02)です!


2012-13シーズンを最後にしばらくプレイはしていなかったので、すでに引退していた印象があるかもしれません。
1999年にはNCAAにてビザービートを決めて優勝。2004年のNBAチャンピオン。3回のNBAオールスターへの選出。厳しいスポーツの世界で申し分のないキャリアだったと言えるでしょう。
1999年に7位指名でワシントンウィザーズへドラフトされ、憧れの選手Michel Jordanと共にプレイ。Rip自身、本当に素晴らしい経験だったと語っています。がしかし、2002年にピストンズへトレード。このトレードはJordanが望んだことだったということで、Ripは当時相当ショックを受けたようです。
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しかし、彼のNBA人生はご存知の通りここから花開きます。ジャーニーマンだったChauncey Billupsがほぼ同時期にピストンズへ加入。Ripはピストンズ時代のインタビューで「彼以外のPGと組むことなんて考えられない。彼と一緒にピストンズで引退したい。」と語るほど、息の合ったバックコートコンビとなりチームを牽引。コート上を走り回りスクリーンを使ってフリーになるRipへぴったりのタイミングで渡されるBillupsからのパスは本当に絶妙でした。
地道な努力家Ben Wallace、大人しいけどハッスルプレイも見せてくれるTayshaun Prince、そしてMr.テクニカルファールなんて呼ばれていたRasheed Wallaceがピストンズには見事にはまり、絶対にレイカーズが勝つと言われていた2004年ファイナルを制したことは、NBAファンの記憶に強く残っていることでしょう。正にチームケミストリーで勝ち取った優勝。
Rasheedはピストンズに必要な最後のピースだったとRipが言い、Rasheedもこの4人が俺に必要だったと言って笑顔を見せていた5人の姿は今でも忘れられません。
ピストンズ時代のインタビューで、自分が一番だと自負できることは何かと聞かれ、「ミドルレンジのシューター。でも、一番コンディションの整っている選手ってことかな」と言っていたとおり、誰よりも長くジムでトレーニングをし、毎日欠かさず10Kmのマラソンを走り、お酒は絶対のまず、パーソナルシェフをつけた徹底的な栄養管理。コート上を休むことなく走り回ることができる持久力は、普段の努力の現れでした。
Los Angeles Lakers v Detroit Pistons
そんな彼も2011年、ブルズに移籍後怪我に悩まされます。もう一度優勝をという気持ちで移籍したブルズ。Derrick Roseと一緒に出場できた試合はお互いの怪我もあり20 試合に満たなかったことは、私個人的にもとても残念なことではありました。
2013-14シーズンにプレイしなかったのは、14年のキャリアで疲れた体を癒す為、そして今までなかなか時間の取れなかった家族との時間を過ごす為だったとのこと。
家族や友人、地元を大切にするRip。怪我であまり試合に出ていなかったBullsでも、チームの選手ととても仲良くしている姿や、他の選手とあまり仲良くKobeでさえ高校時代からプレイを共にしていたRipの前では笑顔でふざけ合っていたのが印象的でした。
今シーズンは、本人としては優勝のできるチームに戻ってきてプレイをしたかったようで、特にOKCを希望していたようでした。
ただ、10月に足の怪我したことなどもあり今回の引退となったようです。
引退を表明したESPNのインタビューでは、大好きなジョーダンスニーカーを肩から下げ、終止笑顔で清々しい姿がありました。
ボールを持っている選手ばかり見てしまう素人の私に、ボールを持っていない時の動きで魅了してくれたRip。私がこうやってNBAを追いかけ続けているのは、間違いなく彼のおかげです。

 

ビラップスとの写真
コービーとの写真
引退表明の写真

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