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カーHC、大統領選にコメント - B-BALL MUSE
大統領選の翌日、アメリカは不安に覆われていた。ゴールデン・ステイト・ウォリアーズのヘッドコーチ、スティーブ・カーは今日の試合前の記者会見で選挙の結果を受けてコメントした。 Steve Kerr — “this is my rant” — for 2+ minutes on the presidential election: “Maybe we should’ve seen this coming” pic.twitter.com/MJOcSdXxHH — Anthony Slater (@anthonyVslater) November 10, 2016 「この10年でこうなることは予想がつくべきだったのかもしれない。世の中を見渡して世間でどういう物が人気があるかを見てみると、スポーツにせよ政治にせよエンターテインメントにせよ、テレビに出て怒鳴り合う人たちに何百万ドルも払ってる。それが政治にまで及ぶのは時間の問題だったのかもね。そしてある日突然、日常的にレイシストで女性蔑視で侮辱的なことを言うような人物がこの国のリーダーに選ばれた現実に向き合わないといけなくなる。これはキツイ。彼には幸運を祈るよ。良い大統領だといいなと思ってる。でも彼は(大統領として)何をするかを全く言ってきていないのでどんな大統領になるかは見当がつかない。我々にはまだわからない。せめて最低限の尊厳と威厳があってほしいが、これまで全くもってそれを示してきていないから辛い。彼の発言に侮辱された妻や娘がいるところを目の当たりにする。彼女たちは困惑している。マイノリティーとして直接的に侮辱された選手らを目の当たりにする。正直ショックだよ。本当に。 このことについてチームみんなで今朝話し合ったよ。他になんて言っていいかわからない。このプロセスの何もかもに嫌悪感と残念な気持ちでいっぱいだ。もっとまともな国だと思ってた。『ジェリー・スプリンガー・ショー*』は『ジェリー・スプリンガー・ショー』だと思ってた。最後のディベートを見てたらトランプがクリントンに噛み付くとスタンドにいる観客が『えー!』だの『まさか!』だの言ってるのが聞こえた。その「まさか」だよ。これは大統領選挙なんだ、『ジェリー・スプリンガー・ショー』なんかじゃない。」 *ジェリー・スプリンガー・ショー:1991年から続いているバラエティ番組。一般人が出演し、痴情のもつれをネタにしている。観客が盛大にブーイング等をすることが定番となっている。 参照記事:The Mercury News “Steve Kerr rants about election process: ‘This is a presidential election, not The Jerry Springer Show.'” By Anthony Slater