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【NBATV】コービーインタビュー

kobe

NBAオールスターの翌日、NBATVでアマド・ラシャードによるインタビューが放送された。怪我で今シーズンは残り全休が決まっているコービーがキャリアを振り返った。

子供の頃から「自分はバスケをやるために生まれて来たんだ」と人生の目的を早くから理解したのはラッキーだった、と語った。コービーが人一倍練習をし、技術を磨くことに余念がないのは有名だけど、フィル・ジャクソンと出会ってからは練習やワークアウト以外のバスケの見方・考え方を学んだ。最近よく聞く単語で、コービーも何度か口にしているmindfulnessというのは仏教の言葉で「今の瞬間に生じる、あらゆる事柄に注意を向けて、中立的によく「観察」し、「今・ここ」に気づいていること」(ウィキペディアより)という意味。バスケの戦術じゃないけどそれに応用できる考え方をフィルから学んだことで他の選手と差を付けることができた、と言っていた。それによって「何かもっと深い、もっとすごいところへ到達できるんじゃないか」と考えた。

コービーはことあるごとに「もっと何かあるはず、次のレベルへいけるはず」と言っていた。チャンピオンシップを勝ち取ってももうひとつ、連覇するとさらに他のやつらがこの快感を味わうのは嫌だ、もっと勝ち続けたい、と思っていた。5つのチャンピオンシップを振り返ってどう?と聞かれても「本当は7つあるはず」とライバルであるセルティックスとの2008年の対戦について今でも本当に悔しそうに話す(もうひとつは2004年のピストンズ)。今回の怪我も復帰できるまで9ヶ月と言われて「それつい最近やったやつじゃん!」と文句を言いつつもめげずに「できるかやってみたい」という。
リーダーシップを取るのは孤独かどうか聞かれて「孤独だね。でもみんな仲良く、失敗しても肩を叩き合って『大丈夫』と言っているのはリーダーじゃない。周りがぎこちなくなろうが、俺ははっきり言う。歯に何かついてるのに何も言ってくれないようなやつと一緒に食事に行きたいか?歯に何かついてるよ!とはっきり面と向かって言うよ。」さらに、暇さえあればバスケをしていたかったので友達と遊んだりせず、よけいに孤独なイメージがついているのかもしれない、と。
最後にバスケの一番好きなところは?と聞かれて少し悩んだあと「昔はバスケットのネットも違ってて、もっと長くてきつく編んであってさ。ボールが通るときのネットの形とか、あの音とか。そういうディテールが本当にたまらない。そういう細かいことひとつひとつが本当に好きなんだ。」
本当にいかに常日頃コービーがバスケのことを考えていて、バスケに夢中なのかが36歳、19シーズン目のベテランになった今でも伝わって来た。

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